幼い頃、天才子役として名を馳せていた千颯は自身の俳優としての才能に限界を感じていた。
ずるずると10年間俳優を続けていたが悩み抜いた末、ついに引退を決める。
事務所の社長でもある父親に引退を告げると、突然、幼馴染みでモデルの紫苑の担当マネージャーに任命されてしまう。
しかし3年ぶりに再会した紫苑からは邪魔者扱い。
思わず「俺だってできるってことを証明してやる」と啖呵を切った千颯は、その日から慣れないマネージャー業に奔走することとなった。
トップモデルとして活躍する紫苑の傍でその輝きを目にしているうち、
過去に一度だけ、紫苑とセックス未遂をしたあの日のことを思い出すようになる。
まだお互いに青く、必死で、目の前の存在に夢中だった
“あの時”の記憶が蘇り知らず知らずのうちに体をほてらせてしまう千颯。
そんな千颯の熱のこもった視線に気づいた紫苑は「次は逃がしてやらない」と千颯の体に手を伸ばしてきて――…。
新進気鋭の才能が描く、
幼馴染×芸能界のエモーショナルラブ